成人式に思うこと
今日は暖かくて、
本当によいお天気でしたね。
おさんぽの途中、
綺麗な振袖姿のお嬢さんを見るたびに
2年前の娘の成人式を思い出していました。
まだ暗いうちから着付けやメイクの送り迎え
したことが、つい昨日のことのようです。
最近は母親の振袖を着る娘さんが多いという
ニュースも目にしました。
そのとき、ハタと思い出しました。
今から31年前。
私は成人式に振袖を着なかったのです。
なぜか?
どうしても着たくなかった。
みんなが揃って大げさな振袖着ているのが
恥ずかしくて、面倒で。
たった数回しか着ない振袖に
高いお金を払うのも
バカらしく感じていました。
二十歳の私は
かなりハスに構えた感じだったのかな(笑)
振袖を用意するという両親に
『それならエルメスのスーツを買って』と。
母はおしゃれが大好きな女性だったので、
それには反対せず、
あっさりと振袖に用意したお金を
スーツに回してくれました。
かくして、
私は振袖のかわりにエルメスの
シルクタフタの黒いスーツを買って
もらったのです。
ウエストの絞り具合
スーツ上下の丈感。
スカートの膨らみ具合。
細かく注文して
思い通りのスーツで成人式に出掛けました。
でも会場は振袖姿の女性ばかり。
黒いスーツはかえって目立ちました。
振袖のみんなと
並んで写真を撮るのも恥ずかしく
居心地の悪かったこと(笑)
そのせいか
探しても成人式の写真がないのです。
スーツは、その後
友達の結婚式や大学の式典だけでなく
ちょっとしたお出かけに
何度も活躍しました。
人とちがっても
自分の価値観を通した
成人としての最初の行動だったのかなと
(それは美化しすぎか⁉️)
なつかしく、
ちょっぴり誇らしく
思い出された今日でした。
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